5月3日の美人の日本語は
「薫陶」です。
(香(こう)をたいてかおりをしみこませ、粘土(ねんど)をこね形をととのえて陶器を作る意から) 自己の徳で他人を感化すること。すぐれた人格で教え育て上げること。 【精選版 日本語大辞典】
「薫陶を受ける」のように使いますね。
てっきり素晴らしい教えを受けることだと思っていたのですが、何かを教える、教えられるとうよりも、その人の人格から自然と受け取るものなんですね。
なので、薫陶は「受ける」もので、「授ける」という使い方は違和感があります。
第三者から見て、「○○さんは○○さんの薫陶を授かっている」という言い方はできそうですが、「私は彼に薫陶を授けた」と言ってしまったら、とても傲慢で、薫陶を受けたい人物とは思えないパラドックスに陥ります。
ナレーションの教育もしていますので、効果的な教え方や、いいこと言わなきゃとか考えてしまいがちですが、それ以前に自らをを高めていかなくてはと反省した憲法記念日です。
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