7月7日、七夕の美人の日本語は
「鵲の橋」です。
織姫と彦星が天の川を渡れるよう、カササギが翼をならべて架ける橋のことです。
カササギはカラス科でそれほど大きくない鳥なので、橋を架けるには相当な数がいりそうですが、昔はアオサギのことをカササギといっていたそうなので、だいぶ省人化? 省鳥化? できそうです。
この故事から、男女の仲を取り持つもののこともいいます。
中国ではこの鵲橋を織姫が渡るとされていましたが、菅原道真の歌に「彦星の行あいをまつかささぎの 渡せる橋をわれにかさなむ」とあるように、日本では彦星が渡ると考えていたようです。
日本では古く、よばい婚、通い婚が行われていた影響かもしれません。
さて、今日は七夕ですがあいにくの空模様です。
本来は旧暦の行事なので、今でいうと8月初旬の頃になります。このあたりだと晴天率も高くなっていますね。
いずれにしても、雲の向こうは美しい星々の世界。つかの間の逢瀬が楽しいものでありますように。
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