top of page

母音の無声化を楽しんだ話

  • 執筆者の写真: Yoshiteru Yamada
    Yoshiteru Yamada
  • 4月25日
  • 読了時間: 2分

久しぶりにブログにも書いておこう。


息子から「ヤマツツジ」の「ツ」は、両方とも無声化する、と大学の先生から言われたけどほんとうか? とLINEが。

NHKアクセント辞典より
NHKアクセント辞典より

そんなん聞かれたら、確かめずにはいられんじゃない。


朝から仕事そっちのけで、僕の似非音声言語学愛が暴走したお話です。


アクセント辞典では当然、最初の「ツ」だけが無声化します。ヤマがついたところで、これは変わらない。 けれど、自分で発音してみるとよく分からなくなる……。


「ジ」は「シ」と同じ歯茎摩擦音だから、無声化する可能性があるのか!?

先生は何を根拠に言ってるんだろう? う〜ん……


そこでふっと気がつきました。

『無声化した音には、音程がなくなる』


二つ目の「ツ」を無声化すると、「ヤマツ\ツジ」というアクセントでは発声できない!


な〜んだ、やっぱり二つ目の「ツ」は有声音で間違いないじゃん。


そしてまた、はっと気づく。


先生は「ヤマツツ\ジ」というアクセントで読んでるかも!?

これなら音程的には可能だ!


堂々巡りなので、録音してスペクトログラムで確認する。


で、やっぱり二つ目の「ツ」を無声化して喋るのは無理があるなというのが結論でした。

実践は大事。


なんなら最後の「ジ」の方が母音弱い!?


あ〜言葉って楽しい!!

Comments


有限会社 おうむ

〒453-0013

愛知県名古屋市中村区亀島2-23-7

Tel. 052-452-6610  Fax. 052-452-1585

OHMU inc.

2-23-7, Kamejima, Nakamura-ku, Nagoya,

Aichi, Japan

Tel. +81-52-452-6610  Fax. +81-52-452-1585

bottom of page