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2/16 虎落笛(もがりぶえ)


今日の美人の日本語は

「虎落笛」です。


虎落とは竹を筋違いに組み合わせた柵(さく)。矢来のこと。また竹の枝付きの立てかけたものをいう。冬の烈風がこれに吹き付けるときに鳴る「ひゅーひゅー」という音を虎落笛という。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア

この音は「エオルス音」といって

細い棒に空気が当たるとき

その両側に空気の渦ができ

それが棒に振動を促して

起こる音だそうです。


風の強い時の電線や

ムチを振った時の

ヒュウヒュウいう音ですね。


そして「エオルス」というのは

古代ギリシアの風の神

アイオロス(Aeolus)にちなんで

つけられたそうです。


そんでもって

振動数は棒の直径と

流速だけから決まり

その振動数が

物体の固有振動数と一致すると

共鳴によって

強い音が出るんだそうです!


全く使いどころのなさそうな

知識ですね……。


辞書、大好きなんです。

ひとつ調べると

次々と気になる言葉があって

延々と調べ続けたり……。


でも、すぐ忘れるんですけどね~


で、本編に出てくる

能管の「ヒシギ」の音は

神道の儀式で

神が降りてくる音として使われた

岩笛の音が元で

「神降ろしの音」

といわれるそうですよ。

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