今日の美人の日本語は
「虎落笛」です。
虎落とは竹を筋違いに組み合わせた柵(さく)。矢来のこと。また竹の枝付きの立てかけたものをいう。冬の烈風がこれに吹き付けるときに鳴る「ひゅーひゅー」という音を虎落笛という。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
この音は「エオルス音」といって
細い棒に空気が当たるとき
その両側に空気の渦ができ
それが棒に振動を促して
起こる音だそうです。
風の強い時の電線や
ムチを振った時の
ヒュウヒュウいう音ですね。
そして「エオルス」というのは
古代ギリシアの風の神
アイオロス(Aeolus)にちなんで
つけられたそうです。
そんでもって
振動数は棒の直径と
流速だけから決まり
その振動数が
物体の固有振動数と一致すると
共鳴によって
強い音が出るんだそうです!
全く使いどころのなさそうな
知識ですね……。
辞書、大好きなんです。
ひとつ調べると
次々と気になる言葉があって
延々と調べ続けたり……。
でも、すぐ忘れるんですけどね~
で、本編に出てくる
能管の「ヒシギ」の音は
神道の儀式で
神が降りてくる音として使われた
岩笛の音が元で
「神降ろしの音」
といわれるそうですよ。
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