6月7日の美人の日本語は
「鹿の子」です。
シカの子どもです。その背中の斑点模様を模したものを、鹿の子絞り、鹿の子織り、鹿の子餅などといいます。
日本にいるシカ科の動物は、ニホンジカただ一種なんだそうです。(房総半島の外来種キョンを除く)
英語ではSika deer……直訳すると、シカシカです。
ニホンカモシカはシカとついていますが、ウシ科の動物。
シカ、カモシカ、どちらも大型の哺乳類が少ない日本では、代表的な大型生物です。
そしてなんと、「目」までさかのぼると、クジラの仲間です。
哺乳網 鯨偶蹄目 反芻亜目 シカ科。
近年の分子生物学的手法による研究で、クジラはカバととても近縁であることがわかり、従来の偶蹄目と合わさって、鯨偶蹄目と分類されるようになったそうです。
姿形が似通っているウマの仲間(奇蹄目)は、猫などの食肉目やコウモリの方が近くて、系統的には離れています。
見た目が近いのは、平行進化や収斂進化といわれるものの結果です。
またすっかりテーマから外れてしまいましたが、生き物ってほんと面白いな~!
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