5月27日の美人の日本語は
「推敲」です。
詩や文章を作るときに、何度も文字や表現を練り直すことです。
なぜ「推敲」というのか、由来も面白いので朗読を聞いてみてください。
僕もこうして毎日駄文を綴っているので、推敲の大切さは痛感します。
一番やらかしがちなのが、自分だけ分かっていて、伝わらない文章です。
頭の中のイメージを過不足なく伝えるためには、やっぱり客観的になって文章を読み返して推敲することですね。
ナレーターとしては、ひとが丹誠込めて、推敲を重ねた文章を読むわけですから、しっかりと意図を受け取って表現する責任があります。
レッスン生や新人は、書かれている文字を追って、音にすることで精一杯になりがちです。
一歩先へ進むために必要なことは、なぜその言葉が使われているのか、ライターは何を、どう伝えたいのか、かっこつけて言えば、その文章と対話して理解を深めることです。
自分の言葉ではなく、他人の言葉を伝えるナレーターも、表現の推敲が欠かせないものなのです。
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