5月15日の美人の日本語は
「忍冬」です。
スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性の植物です。
常緑で冬を耐え忍んで緑を保つことから、この漢字があてられました。
「スイカズラ」は「吸い葛」の意味からとされ、英名の「Japanese honeysuckle」も花筒をちぎって蜜(honey)を吸う(suck)ところから生まれた名前だといわれます。
花言葉は「愛の絆」。
花言葉は、認定機関などがあるわけではなく、19世紀ヨーロッパの貴族社会で盛んになったものが、現代まで続いているそうです。
19世紀初頭のフランス貴族社会では、草花を擬人化した詩が人気となり、草花と特定の意味の組み合わせ例を示した手書きの詩作ノートが貴族サークル内で回覧されました。
そういった状況を背景に1819年、シャルロット・ド・ラトゥールが『花言葉』を刊行。
この中でラトゥールは、独自の花言葉を270超のリストにまとめました。
その後、イギリスではケイト・グリーナウェイによる挿絵入りの花言葉辞典が人気を集めました。
現代では、新品種の生産者や販売会社が、独自に考案したり、一般に募集してつけたりするそうです。
忍冬に思い入れもなにもないので、花言葉のことでお茶を濁してみた日曜日です。
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