5月14日の美人の日本語は
「風媒花」です。
風によって花粉を運び、受粉する花です。
スギやヒノキ、イネなど、まさに花粉症の原因になる植物の受粉方法です。
風に乗るようにその花粉は、細かくサラサラしていて大量です。僕はほとんど花粉症はありませんが、書いているだけでムズムズします(笑)
サラサラしているけれど、顕微鏡で見るとその花粉は、雄しべに引っかかるように複雑な突起があったりするそうで、アレルゲンになりそうな要素がいっぱいです。
虫や鳥を引きつける必要がないので、花は単純な形で色も地味、味や香りもありません。虫媒花や鳥媒花に比べて原始的なんですね。
とにかくコストを下げて大量生産、数撃ちゃ当たる風媒花から、より特性を際立たせて、ターゲットを絞った生存戦略をとるようになった虫媒花。
生き物の営みもビジネスも共通するようです。
そして、より原始的な植物に、多くの現代人が悩まされるのも皮肉なものだなあと感じます。
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