4月27日の美人の日本語は
「夢見鳥」です。
鳥のことではなくて、「蝶」のことです。
「胡蝶の夢」の故事から、蝶を夢見鳥とも言うんだそうです。
荘子が蝶になった夢を見て、目覚めたときに、自分が蝶になった夢をみたのか、いま蝶が人間になる夢を見ているのか分からなくなったという話です。
人生の儚さを表す故事として有名ですが、本来はもうちょっと難しい話のようで……。
荘子の思想として、自分と他者の間に絶対的な差はなく、全て一体であるということを表すようです。
蝶なのか自分なのかは重要なことではなく、蝶のときは蝶としてひらひらと美しく、荘子であるときは荘子であるように、どちらも真実で自分であることに変わりはない。どちらが本当の姿なのかといたずらに思い悩むより、あるがまま受け入れて楽しむことが大切。
ということなんだそうです。人生の儚さとはほぼ反対のことを言ってるような。
ちなみにこれを「逍遥遊」と言うそうです。
僕の理解でごくごく簡単に言うと、無限の宇宙の中で遊ぶ=精神的に自由になる。ということかと。
生きていれば姿形をはじめとして、あれこれ悩むことばかりですが、「どーせ死ぬんだし、そもそもがクソなんだから、悩んでる時間もったいないから楽しみなさいよ!」 とキングダムより昔のおっさんが励ましてくれてるようです。
いや、おっしゃるとおり! 今日も楽しくいきましょう!
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