4月24日の美人の日本語は
「朧月」です。
春の夜の、ぼんやり霞んだ月です。
はっきりと輝く月とともに、朧月も愛でる感性は日本的な感じがします。
緑に恵まれて、自然が対立するものではなかった国柄が育んだのでしょうか。
昨日妻から聞いた話ですが、大学の恩師の研究室が、欧米と日本で表情のどの部分を重視しているかを調査したところ、欧米は口元、日本は目だったそうです。
「目は口ほどにものを言い」なんて表現もありますね。
大きく動く口元よりも、微妙な変化を表す目元で感情を読み取ろうとするのも、細かな自然の機微に触れてきたことがひとつの理由に思えてきます。
そして、口元で感情を読み取っているとすれば、欧米がマスクを嫌うのも分かります。彼らにとっては、マスク姿はのっぺらぼうのように感じてしまうのかもしれません。
ただ、英語のことわざに「The eyes are the window to the soul.」という言葉もあるので、ステレオタイプに捉えてしまうのはよくないですね。
そういう傾向がある、ということでしょうか。
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