今日の美人の日本語は
「瑠璃」です。
ラピスラズリの和名です。
ラピスラズリは宝石として、また顔料の原材料として世界最古といわれています。
旧約聖書のモーセの十戒が刻まれた石板は「サファイア」とされていましたが、これはラピスラズリのことだったといわれているそうです。
顔料としては、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が有名です。
ラピスラズリを原料とした、天然ウルトラマリンを多用し傑作を残した事から「フェルメール・ブルー」と称されています。
ラピスラズリは比較的硬度が低いので、加工が容易だったのも古くから愛された理由かもしれません。
逆に硬い宝石といえば、ダイヤモンド。モース硬度は最大の10です。
硬すぎて加工するためには、ダイヤモンド自体を使う必要があることになぞらえて、「ダイヤモンドのように、人は人でしか磨けない」なんてことを勉強会で何度も聞きました。
いや、ダイヤモンドはレーザーでも加工されてるし。と心の中で思ったへそ曲がりは私です。
実際、自然と対峙しても、動物と向き合っても、人は磨かれると思うんですよね……。
真理を含んでいるとは思います。
でも、その集団のあり方を正当化するのに、ちょうどいい文言を見つけてきて、偉そうに語る人を僕は好みません(笑)
人と会うことを選択するのは自分、自然と対峙するのを選ぶのも自分。
言い方は悪いですが、それは磨く道具でしかなく、「磨く」のは自分自身しかいないと思うのです。
そして、磨くのをさぼってNetflixを見る選択を、僕はするのです。
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