3/31 ありがとう


3月31日の美人の日本語は

「ありがとう」です。


「美人の日本語」はこの「ありがとう」が最後の言葉です。


が! 朗読は7月半ばから始めましたので、本の最初にもどってまだまだ続きます。


聴いてくださる方がいればこそ続けられています。

心から、ありがとうございます!


朗読にあるように、「ありがとう」は「有り難く」または「有り難し」のウ音便化したものです。めったにないこと、神仏の奇跡に対する感謝から、日常の感謝の言葉へと変化しました。


漢字で書く場合、「有り難う」と「有難う」の二種類を目にします。


これはどちらも正解です。


元の意味からいくと二つの言葉「有」と「難」、それぞれの漢字に送り仮名を振りますが、「ありがとう」はひとつの単語として成立しているため、見やすさと言葉の切れ目をわかりやすくするため、最後だけ送り仮名を振るという考え方をして「有難う」でも問題ありません。


さて、そもそもですが、僕は「ありがとう」を漢字で書くことを好みません(笑)


書いている人は、語源通りの「有り難いこと」と感激しているのだと思いを馳せますが、どうもちょっと堅苦しいというか、重いです……。


「有り難う御座います」なんて書かれた日には、逆によそよそしさを感じます。


「最幸」「顔晴る」「人財」「志事」というような言い換えと同じような、居心地の悪さを僕は感じてしまいます。


いや、わかるんですよ。昨日の「言の葉」で出てきた「言霊」ってやつですよね。


でも、その気持ちは自分のうちにしっかりと刻んで、相手に伝える言葉は日常的で分かりやすく語ることが大切だと思うのです。