3月30日の美人の日本語は
「言の葉」です。
やまと歌は 人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける
古今和歌集 仮名序の言葉です。
その後には
力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の仲をも和らげ、猛き武士の心をも慰むるは、歌なり。
とあります。
天地を動かし、鬼神も感動させる! 言の葉の力はすごいですね。
そして、人が文化を作ることができたのは、言葉があったからこそだと思います。
そして、言の葉を語ることを生業とする身として、よい言葉を口にするよう気をつけなければと思うのです。
ちなみに、日本神話に終末論が出てこないのは、言霊信仰が要因のひとつだそうです。
言葉にすることでそれが起こることを避けたんですね。
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